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アトリエシリーズは、錬金術を題材とするRPGのシリーズ。従来のファンタジーRPGに多く見られた世界を救うといった主題を避け、架空世界での日常生活に焦点をあてたことを特徴としている。発売元はガスト。本項目ではこのアトリエシリーズの中でも『ザールブルグの錬金術士』と題された初期作品および関連作について解説する。 第1作は『マリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士〜』。プレイヤーは錬金術を学ぶ魔術学校の落ちこぼれマリーとなり、卒業をめざして錬金術を究めていく。ゲーム中は、依頼に応じてアイテムを作成したり、アイテムの材料を採取するために護衛を雇い危険な地を探索したりする。卒業という大目標以外に、盗賊団の出現や、親友の病気といった難題への対処をせまられることもあるが、シナリオによる強制はほとんどなく、エンディングまでの過程はプレイヤーの自由に委ねられる。以後の作品も、ほぼ同様の自由度、システムを持つ。 ;アトリエシリーズの初期の主要作品 : *『マリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士〜』(初出:1997年、PlayStation) : *『エリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士2〜』(初出:1999年、PlayStation) : *『リリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士3〜』A3(初出:2001年、PlayStation 2) : *『ユーディーのアトリエ 〜グラムナートの錬金術士〜』A4(初出:2002年、PlayStation 2) : *:『ユーディーのアトリエ』以後の主要作品については、ゲームシステムが大きく変更されているので項を改めることにする。 ==システム== ; 調合 : 用意した材料となるアイテムから、錬金術により新たなアイテムを作成する行動。調合にはレシピと器具が必要で、参考書で調べたりイベントで入手したりする。錬金術と呼んではいるが、薬品の調合や魔法の品物を創る以外に、爆弾の製造、食べ物の調理、日用品の製作といった行為も包括している。作成したアイテムは依頼に応じて引き渡して現金化したり、他のより高度なアイテムの材料にしたりできる。ほとんどのアイテムは、何らかの実用品としての効果も持っており、集めることでゲーム進行が有利になっていく。 :; 調合の例(各作品により詳細は異なる) :: * フラム = ロウ×0.3 + 燃える砂×2.0 (乳鉢を使用) :: *: 爆弾の一種。フラムを材料に、より高威力の爆弾を製造できる。 :: * 生きてるホウキ = 魔法の草×4.0 + 竹×2.0 + 祝福のワイン×1.0 + 生きてるナワ×1.0(乳鉢を使用) :: *: 部屋を奇麗に掃除してくれる。(部屋が汚いと、調合の成功率が落ちる) :: * エリキシル剤 = ミスティカティ×1.5 + アルテナの傷薬×1.5 + ガッシュの木炭×4.3 + 中和剤(青)×2.5(遠心分離機/天秤を使用) :: *: 万能薬。 : ; 採取 : 錬金術の材料となる様々なアイテムを探しに行く行動。採取地は森や山、洞窟などで、季節や場所により採取できるアイテムが異なる。ほとんどの採取地に向かうには数日以上の旅が必要で、計画的に行動する必要がある。また、多くの場合に怪物や盗賊に襲われる危険があり護衛が必要である。 ; 妖精さん : シリーズのマスコット的キャラクター。「妖精の森」に住んでいる種族で、調合や採取を代行させるために雇うことができる。また、行商や掃除の請負に来る妖精さんもいる。 ; 依頼 : 資金を稼ぐために依頼を受けて仕事をこなす必要がある。依頼内容は、指定されたアイテムを調合、採取し期日までに納入することである。基本的には酒場の主人が提示する一覧から出来そうな依頼を選ぶが、飛び込みで依頼が来ることもある。納入品の品質や期間により評価され人気に影響する。人気が高いほど、より好条件の依頼を受注できる。 ; 冒険者 : 採取地は危険であり、また、プレイヤーキャラである錬金術士は戦闘に向かない。酒場では、冒険者と呼ばれる人を護衛として雇うことができる(実際には、一般人や他の錬金術士も雇えるが、ここでは区別しないことにする)。冒険者は雇い続けると交友が深まり、個人的に依頼を頼んできたり、イベントが発生したりする。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アトリエシリーズ (ザールブルグ)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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